美白成分のひとつである「アルブチン」。ドラッグストアで売られている化粧品にもよく配合されているので、知っている方も多いかと思います。
でも実はアルブチンにはαとβがあるって知ってましたか?
この記事ではアルブチンの美白効果と注意点をお話していきます!
アルブチンとは?
シミの消しゴムと言われるハイドロキノンをご存知ですか?今とっても人気の成分で、シミを消したいならおすすめですが、刺激の強い成分です。
アルブチンは、このハイドロキノンにグルコースをくっつけて作った成分で、ハイドロキノン誘導体とも呼ばれます。
アルブチン自体は自然界にも存在しており、こけ桃などの植物に多く含まれています。
ハイドロキノンがまろやかになっているため、刺激もそれほ強くない美白成分として多くの化粧品に入っています。
しかし、いくら刺激がハイドロキノンほど強くないといっても、アルブチンの濃度が高い化粧品だと敏感肌さんは刺激を感じる方もいるので注意が必要です。
一般的にアルブチンといえばβアルブチンのことで、美白の有効成分として厚生労働省から認可されています。
元々は資生堂が特許をとっていましたが、特許が切れたためどのメーカーも使うことが出来ます。
ちなみに資生堂が特許をとったのは約30年前なので、その安全性もお墨付きです。
αアルブチンはグリコが開発した成分
実はアルブチンを使うならコチラの方がおすすめ!
というのも、βアルブチンの10倍の作用を持っていて、トラブルも起きづらいと言われているから。
αの方は厚生労働省からまだ認可されていないので、美白を謳うことは出来ないけど、メカニズムとしてはβと同じで、チロシナーゼ活性を阻害します。
※シミが出来るメカニズムについて詳しくはコチラの記事を参考にしてください
グリコもαアルブチンを使った化粧品を販売していますが、原料の販売もしているため、グリコ以外のメーカーでも使われています。
個人的にはこのαアルブチンの効果がすごい!本当にくすみが消えるんです!グリコのggというシリーズはかなりおすすめ!
アルブチンはあくまでも予防!過度の期待はだめ
美白といえば、シミが消える、と思われている方も多いのですが、美白の意味はしみ、そばかすを予防する、というもの。
アルブチンも例にもれずです。αアルブチンの効果は個人的には実感していますが、シミが消える、とは言ってはいけないのです。
たまに、明らかに誤認識させようとする化粧品があるので注意が必要です。
前述したとおり、アルブチンはハイドロキノン誘導体とも言われています。
ハイドロキノンはシミを消すことが出来る成分なので、あたかもハイドロキノン誘導体が入っているのでシミが消える…みたいなことを示唆している広告があります。
うーん。たちが悪い。ハイドロキノンとほのめかせばシミが消えるみたいに勘違いさせようとしてるのがばればれ。
こういう化粧品は絶対に買わないようにしてくださいね!
まとめ
アルブチンにはαとβの2種類があって、αはβの10倍の作用をもっているのでおすすめ。
全成分に、アルブチンと表記されていれば、βの方だと思ってください。αの方は、全成分にαアルブチンと記載されています。
ですが、あくまで予防なので、過度な期待はしないでくださいね。
本当にシミを消したいなら刺激が強いけどハイドロキノンを使うべし。
アルブチンはハイドロキノン誘導体と言われているけど、ハイドロキノンではないので怪しい広告に騙されないように気を付けましょう!
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